昭和は遠くなりにけり

以前,こころとはの講義感想へのFBで,

■和歌とは,心の表現方法の一つだと思っている。現代人は和歌を解せない人が多いように思う。


→そう?憶良なんてじ~~んとしちゃうけどなぁ。私が現代人ではないというご指摘は受けません。受験生の「和歌なんてわかんねーよ(原文ママ)」ってのは,古語が理解不能ってことでは?現代語訳してやれば,今の若者だって「同じ,同じ!!」っていうと思うけど。


なんて書きましたが,先日,新聞のコラムかなんかで「尾崎豊の心情はもはや大学生には共感されない」ってのを読み,愕然。
「何を怒っているのか解らない」とか「不愉快」とかって思われちゃって,共感を示したのは100人中2人だって。
そうか,盗んだバイクで走りだしちゃったりするような,焦燥と大人への反抗は,もはや昭和の気分なのか。

世界に自分一人だけだゼ…とか,思わないの?今日日の若者は。
ということは,山上憶良なんて,そりゃぁ意味不明でしょうねぇ…。

ぼやぼやしてると,心理学の研究テーマの結構な位置を占めているはずの「アイデンティティ研究」なんて,なんじゃそら?だれも困ってないしってなことになっちゃうのでは……。
いやいや,原典さがしてみよう。母集団が偏ってない?エリート大学のエリート学部でとったとかさ…。才能もあって恵まれてると,既存の枠組みへの反抗はなさそうだもんね。