AI

倫理的にどうなのかという議論はありますが,AIスゲーと思いながら昨晩のNHKを視聴した。AIで美空ひばりに新曲を歌わせる(っていう表現がもう,間違っているとも言える)というもので,うっかり感動してしまいました。そもそも曲が結構素敵だったのだけれども(昭和人間的に),ホログラムのほうは相当残念だったものの歌声が相当にひばりちゃんで。

1曲歌わせるのに1年かかるという時点で,まだまだ「死者のデータから本人を再現させて,日常生活を一緒に…」などということは無理なのだなぁ,SFの域をまだでないのだなぁと理解できましたが,そういったことが遠い将来には条件さえ整えれば可能になるかもしれない,というのは色々と考えさせられました。

死とはなにか,芸術とはなにか,尊厳とは。

人文学的テーマそのもの。

などと思いつつも,年末の紅白で出してくれないかなぁAIひばりちゃん…母に見せたいなぁなどと思ってしまうこの低俗さ(笑)。曲もほんとに良かったので,シングル的に出してくれたら,昭和なご年配のニーズは高いような…。それがいかんのか。